知る人ぞ知る究極の革 “ミネルバリスシオ”と
素材を最大限に生かした
こだわりの職人技から生まれた逸品
ひとつの革製品をじっくりと長く使って育てていく。
そこから生まれる持ち物に対する愛情。
本物の革は長く使えば使うほど輝きが増してきます。
自分だけのお気に入りをじっくりと時間をかけて育てていく。
ぜひ、そんな大人の悦びを味わってみてください。
ミネルバリスシオ革about:LEATHER
ミネルバリスシオ革は牛のショルダー部を使用し、手なめし・手染めで仕上げた古代のタンニンなめし製法(バケッタ製法)をイタリアの革職人バダラッシィが当時の文献を読み忠実に再現。時間と手間が大幅にかかってしまうため量を作れず、そのために希少。現在でも10世紀もの歴史を持つ昔ながらのバケット製法で作られています。
ほぼ永久に潤いがあって艶がある革質を
楽しむことができます。
ミネルバリスシオ革を使用した LETTER【横型】
近年では研究が加えられ素晴らしいタンニンなめしの革が多く存在するが、それとは大きく違う点は通常オイルは植物か魚を原料としたものが多いが、ミネルバリスシオは牛脂が入っており、牛脂は革に浸透しにくく時間とコストはかかってしまうが、一度浸透してしまうとオイルが抜けずほぼ永久に潤いがあって艶がある革質を楽しむことができます。
オイル入れなどのメンテナンスを必要とせず、本格的なタンニン革が初めての方でも楽しんでいただけます。
革の本場イタリアの熟練の革なめし職人から作り出された正に究極の革。
ぜひ手に取って体感してみてください。
究極の革を使いこなすには職人としての技量が必要。
妥協を許さず一つ一つ丹精こめて創られた作品には
職人としてのこだわりがたっぷり詰まっています。
ココ!がこだわり【 LETTER/横型 】
原厚2mmの世界
革の厚みを入手した時のまま、すかずに(厚みを調節せず)そのまま使用。
本場イタリアの革なめし職人が最高の状態で作り上げた2mmの世界。
革の質感を最高に引き出し、愛用していけば実りあるエイジング(革の経年変化)をもたらす。
良い革だからこそ革そのものを楽しんでほしい。
培われた手縫いの技
ステッチ部は麻糸をロウ引きして作り出しています。
ダブルステッチと言われる製法で丈夫さが要求される馬具を作るときの製法。
一本の糸の両端に針をつけて左側につけている針は一目先に右側の針は8の字を描くようにクロスして進ませていきます。そうする事により一本が切れてしまってもそれ以上は切れなく強度を保ったままになります。
さらに糸自身が丈夫で一目一目、力加減を変えて進めることができ、革と対話しながら
作ることができます。 これらが手縫いの利点でありミシンとは異なる点です。
機械はできる限り使用せず時間と手間をかけても手縫いにこだわる高橋氏の姿勢が表れています。 こうして作られた作品には手作り独特の温かみが感じられます。
丁寧に仕上げられた完成された技法
本製品は革を重ねて縫い合わすことを極力減らし、出来る限り一枚の革での製作を念頭に置いて作られています。
表側は革を折り名刺を入れる箱を作り、その先に伸びる名刺入れを出し入れする三角のしまい込み口につながっています。ここまでのすべてが一枚の革で作られています。そして内側の革と縫い合わせていきます。
時間と手間をかけてまで一枚革での製作にこだわるのは、重ね合わせる製作方法ではどうしてもつなぎ目が美しくなく、見えるステッチの数も多くなり革本来の美しさを邪魔してしまうのを避けるための高橋氏のこだわりです。
本当にいい革だから長年愛用していただいて隅々までエイジング(革の経年変化)を楽
しんでもらいたい。そのために作品を引き立たせるこだわりのステッチまでも極力少なくし、必要な分だけでのみ使用しています。
美しく磨き上げられたコバ
コバ磨きとは、革の切り口の処理方法のひとつ。コバ磨きを行うと、見た目が美しくなり、耐久性が増します。
このコバの美しさによってどれだけ丁寧に作品が作られているか、そして職人の腕がわかってしまう部分。
高橋氏が特にこだわり、時間と手間と愛情を注ぎ込む職人技の世界です。
< 工 程 >
まず革に水をしめらせて革が硬くなったところを
丸みを帯びさせるようヤスリで荒削りする。
↓
丸みを帯び、なめらかになったところにノリを塗ってもう一度磨く
↓
目の細かいヤスリでさらに削り、ノリを塗り再度磨く
↓
革と同系の色の染料を入れ、また磨きロウを溶かしこんで磨き上げます。
↓
最後に全体の仕上がりを確認し、
納得がいくまで何度でも手を加え、仕上げます。
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染料を入れてまでコバを磨き上げる職人さんは少なく、色を入れることにより革の貼りあわせた重なりを目立たなくし、使い込むたびにコバの部分の経年変化(エイジング)も楽しむことができます。
写真の革床部分はスノコで磨いてケバ立ちを押さえ、さらにガラスの板で磨きツルツルになるまで磨き上げます。この工程は繊維の詰まった革に有効で、ミネルバリスシオは床の部分も元々素晴らしく、素材を最大限に生かしたい、高橋氏の隠れたこだわりのひとつです。